トランギア社のスタイリッシュなクッカー「ストームクッカー」。インスタグラムやアウトドアショップやキャンプ場で目にしたことがあると思います。計算されたスタイリッシュなストームクッカーの良さや使い心地をお伝えしてきます。
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ストームクッカーとは?
ストームクッカーを作っているのは、スウェーデンの村から誕生したトランギア(Trangia)社です。トランギア社は、優れた技術と先鋭的なデザインを得意としていたJohn E.Jonssonが、1925年から耐風性に優れたストーブを何世代にもわたり作り続けていたのが始まり。
『Trangia』の名前の由来は、『Trångsviken』という村の名前を語源に名付けられています。Trångsvikenの「a」の上の〇マークを取り除いたのと、トランギア社製品がアルミ製が多いことから「in aluminium」から「ia」を追加して「Trangia」となりました。
現在では、トランギア社製のキャンプ道具を愛用しているキャンパーや登山家は、世界中にたくさんいます。トランギア社を代表する「ストームクッカー」は、計算されて作られているクッカーの代表だと思います。
サイズは2種類
ストームクッカーのサイズは少人数に対応できる小さいサイズの「S」と、大人数に対応できる大きいサイズの「L」の2種類があります。どちらのサイズもセット内容は同じ。私は、コンパクト化も意識して道具を揃えているので、小さいサイズをチョイスしています。
ストームクッカーの魅力はシンデレラフィット
トランギア社のストームクッカーの魅力は、何といってもシンデレラフィットにある!と思っています。「他のメーカーのクッカーもそうじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、ストームクッカーは、ケトル、クッカーの他に、パンスタンドなどのアクセサリが全てシンデレラフィットになるように設計されています。
クッカーを探していた時に、ネットでストームクッカーの画像を発見し、シンデレラフィットが素晴らしいと即ポチリしたのを覚えています。この後に、他のクッカーも購入しましたが、初期セットでシンデレラフィットしているクッカーは、ストームクッカーがトップレベルだと思います。
追加していくアクセサリも魅力!
ストームクッカーを購入した数年前は、オプションアイテムは少なかったです。それが少しずつ追加され、2018年時点で数種類販売されています。どのアイテムも「これがあると便利なんだけど…」ばかり。ストームクッカーに追加すると、さらに使い勝手がよくなります。
トランギア ケトル 0.6L
ストームクッカーSには付属していなかった「トランギア ケトル」。クッカーでもお湯は沸かせますが、キャンプでもコーヒーを飲んだりするのにケトルは必要と考え、ストームクッカーSにピッタリ入る0.6Lを購入しました。
同じトランギアから販売しているメステインと同様、バリは滑らかになっていないので、ヤスリかけをしてバリを綺麗にしました。
ストームクッカーパンスタンド
ストームクッカーのオプションで最初に買い足したのが、「ストームクッカーパンスタンド」です。冬はどうしても温かいお湯が必要な場合が多いので、ストームクッカーに入るサイズのケトルでは足りなくなってしまいました。
別のケトルを使う場合、100均の網などを敷いて対応していましたが、ピッタリまではいかなかずにストレスだったんですよね。ところが、数年前に「ストームクッカーパンスタンド」がトランギアから公式に販売されました。
ケトルはパンスタンドを使用しなくても、お湯は沸かせますが、パンスタンドの上に置くと安心感がある気がします(なんとなくです)。埋もれている姿が可愛いと思ってしまうのは、私だけではないかも…?
今まで小さいケトルはストームクッカーSには使えませんでしたが、パンスタンドをセットすると簡単に使用できるのもいいですね。
ケトルの安定感もばっちり、ストームクッカーのフォルムもくずさない。もちろんシンデレラフィットもできる「ストームクッカーパンスタンド」は、ストームクッカー愛用者にとってマストアイテムの一つになりました。
ビリーコッヘル
シンデレラフィットが素晴らしいストームクッカーSですが、使用していて、クッカーの大きさが足りない…というキャンプが何度かありました。しばらく別のクッカーを使用したりと対応していましたが、全ての道具がシンデレラフィットするストームクッカーを眠らせておくのはもったいない!と思い、追加で「トランギア ビリーコッヘル2.5L」を購入。
ビリーコッヘルは2.5Lと4.5Lの2種類ありますが、数泊のキャンプで使用するなら、2.5Lで鍋料理やカレーなど充分な量が楽しめる大きさだと思います。
ビリーコッヘルの2.5Lは、実物を見ると結構な大きさですが、ストームクッカーSの五徳部分を立ち上げるとセットできます。実際に、火と鍋の間が離れているので、火力は届くのか?が気になるところですが、火力は十分ビリーコッヘルに届き、鍋料理や煮物料理も美味しく調理可能です。
マルチディスク
パスタの水切りに役立つ「マルチディスク」は、ちょっとした食材をカットするカッティングボードの役目も。ストームクッカーSのフライパンにピッタリ収まるサイズになっています。
別のメーカーの鍋も使用できちゃいます!
ストームクッカーのセットには、フライパンが付属していますが、餃子やウィンナーなどのちょっとした調理には適していますが、野菜を炒めたりするのには少し浅いんですよね。
そこで、チヌークのキャニオンハードアノダイズドフライパン 7.75インチと8.5インチのフライパンを2つキャンプには持っていっています。
7.75インチと8.5インチ共にストームクッカーSの五徳に収まるので、大体の料理が作れます。2つのフライパンの取っ手は使わない時にはフライパンの縁に添わせて収納できるのも、チヌークのキャニオンハードアノダイズドフライパンをチョイスしたポイントでした。
ただ、このキャニオンハードアノダイズドフライパンは、取っ手の部分がカチっとなるタイプではないので、調理している最中にふらつくのが難点ですね。
また、7.75インチには、ピッタリとはいきませんが、ビリーコッヘルの蓋が利用できるので、目玉焼きや蒸し焼きなどには助かっています。
気になるアイテム ストームクッカーブラックリッド

ストームクッカーのフライパンにも、チヌークのフライパンにも蓋はついていなく、アルミホイルで代用したりと対応していました。ストームクッカーの記事を執筆している最中に、「ストームクッカー ブラックリッド」を発見。以前から蓋が付属している「ツンドラ3」を購入しようか迷っていましたが、ストームクッカー専用のオプションアイテムとして販売されているのはうれしいですね!

ストームクッカーのガス化
ストームクッカーSには、アルコールバーナーが付属しています。ですが、私は火力調節したり、煮込んだりしたい時にはアルコールバーナーを使用していません。その代わりに導入したのは、ストームクッカーのガス化でした。
日本では、残念ながらトランギアのガス化用のアクセサリは公式に販売されていません。個人輸入で海外からトランギアのガス化用アクセサリを入手するか、オークションで入手するかのどちらかになります。しかし、どちらもストームクッカーSを購入する金額くらいかかります…。
私は、中華製のアクセサリを入手して使用していますが、トランギアから販売されているガス化用アクセサリが欲しいなと思っています。
全てを収納してみる!
フライパン2つを重ねます。シンデレラフィットするのは大前提ですが、テフロン加工が剥がれてしまっては、次回のキャンプにも影響が出てしまうので、タオル(洗った食器を拭いたりする用)と鍋敷きで保護します。
次にクッカーを順番に収納していきます。ケトルの中にはアルコールバーナーかガス化用アクセサリが入ります。
マルチディスクとストームクッカーSのフライパンをかぶせて、タオルに包んでからビリーコッヘルの中に収めていきます。
本来ならば、きんちゃく袋やトートバックみたいなものに入れますが、100均で購入した入れ物に私は入れています。隙間にはウエットティッシュやミトンなど隙間なく入れています。100均の入れ物は、キャンプの最中に出る細々とした物を入れる入れ物として活躍します。
最後はこの状態に…。この状態でコンテナに収めて次回のキャンプまでストームクッカーSには休んでもらっています。
まとめ
愛用しているストームクッカーSをご紹介しました。時々他のクッカーに浮気をしていますが、ストームクッカーSで様々なキャンプ料理を楽しんでいます。少しでも魅力が伝わったら嬉しいです!
