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キャンプマナーを考える

初心者もベテランも守るといいことばかりの『キャンプマナー』。キャンプにおけるマナーを再考してみました。私もきちんとキャンプマナーを守っているのか、自問自答しながら紹介していきたいと思います。

我が家はネットやSNSのキャンプグループで学ぶ

我が家がキャンプを始めた時、右も左もわからずに「キャンプってどんなルールがあるんだろう?」と学ぶためにネットやSNSのグループに入りました。当時はまだキャンプブームが来るか来ないかで、我が家の周りでキャンプをしている人はいません。

特にSNSのグループは、初心者~ベテランまで多くのキャンパーさんだけではなく、キャンプ場を運営している経営者の方、キャンプ場スタッフさんが多く在籍しています。

私は、ランタンとチェアしか持っていない本当の初心者のころから、グループでいろいろな情報を目にし、「恥ずかしいけど、聞いてみよう」ということまで質問でぶつけていました。

炊事場の使い方や、焚き火の火のつけ方まで本当に多くの知識を身に着けることが出来ました。2019年時点では、SNSグループから退会していますが、入会していた当時のSNSグループには、今でも大変感謝しています。

キャンプマナーを再考するきっかけ

夏のトップシーズンはキャンプを行わなかった

Couleur / Pixabay

今までは、夏のトップシーズンにはキャンプを行いませんでした。キャンプ場が混雑しているトップシーズンプライスにキャンプ場の利用料がなっているのが主な理由です。

夏は暑いですし、虫や動物の出現率も格段に上がりますからね。7月の中旬~9月の中旬くらいまでは、我が家のキャンプオフシーズンとなります。しかし、2019年はオフシーズンの期間にギリギリ入る9月上旬に2泊3日のキャンプを行いました。

1泊目はソロのキャンパーさんと我が家だけだったので、のんびりと過ごし、このままいつも通りのキャンプが出来ればいいなぁと思ったのもつかの間、2泊目の夜は1組のグルキャンが深夜3時頃まで宴会で大騒ぎ、コテージに泊まっていた若いグループがなぜか深夜の2時頃から外に出て大騒ぎという出来事で寝不足に…。

特に1組のグルキャンのリーダー格の人は、初心者だろう仲間の人たちに「キャンプとは!」「俺のキャンプのギアのこだわりは!」と声高に終始話されていました。聞こえてくる内容に、我が家は『…それ、マナーよりも声高に語ること⁉』と思いつつも我慢してキャンプをします。

キャンプマナーってなに?

9月のキャンプで、1組のグルキャンの様子から『キャンプマナーってなんだろう?』と改めて考えるようになります。

初心者キャンパーの方に最初に覚えてほしいのは、穴場のキャンプ場、優れたキャンプギア、おしゃれなキャンプギアではないと私は個人的に思います。その次におしゃれなキャンプギアなどを購入しても遅くありませんしね。

ベテランと呼ばれるキャンパーさんはいくつかのキャンプマナーを心得てキャンプを行っています。

①炊事場は使う前よりもきれいに

②持ってきたゴミは持ち帰るのが基本(キャンプ場で捨てられるゴミもあり)

③他のサイトを横切らない

④ボール、花火の禁止(禁止ではなく、エリアを設けているところもあります)

⑤キャンプ場が決めた消灯時間(クワイエットタイム)には静かに行動する

⑥大きい音での音楽の禁止

⑦ペット同伴のルール(排泄、リードなどの配慮)

⑧車の移動は慎重に行うこと

①炊事場は使う前よりもきれいに

RonPorter / Pixabay

温水が出るかよりも重要です。炊事場の排水溝を食べ残しで埋めちゃうケース本当に多いですね。キャンプ場側も定期的に掃除をしていますが、本当によく遭遇します。

我が家の場合は、炊事場に行く前にあらかじめ食べ残しはキッチンペーパーで取り、フライパンについている汚れ(食材がこびりついている場合)もキッチンペーパーで取っています。

キッチンペーパーは、炊事場を拭いたり、ゴミが出た時に役に立つので、炊事場に行く時にはポケットにゴミ袋と一緒に何枚か入れておくといいですね。

炊事場で食材をカットする時、カップ麺の残り汁を捨てる時は、自立する三角コーナーを持って行っています。スーパーでも100均でも販売しているので、キャンプ道具に入れておくととっても便利です。

キャンプ場の炊事場全部をきれいに!と言っているわけではありません。せめて、自分が使用する炊事場の1画だけでもキレイに使うというのを心がけてほしいだけです。一人一人のキャンパーさんがそれを行うことで、炊事場全体がきれいに保てると思います。

もちろん、炊事場を物などで占領するのはNGです。使い終わったら、次のキャンパーさんのために開けておきましょう。

②持ってきたゴミは持ち帰るのが基本(キャンプ場で捨てられるゴミもあり)

Hans / Pixabay

ゴミの投棄も本当に多いです。バーベキュー用の網、炭(薪を巻いていた紐やワイヤーなど)、食材のゴミ、ペグの抜き忘れなどなど…。驚くのは、テントやシュラフ、椅子なども捨てられていること。キャンプ場は、なんでも捨ててよい場所ではありません。

以前、キャンプ場のオーナーさんに話をゴミの話を聞いたことがあります。そのキャンプ場では燃えるゴミ、ビン、缶(ガス缶含む)を受け入れているのですが、月にかなりの金額を払ってでゴミ処理をしているそうです。「それでもゴミは無くならない、それならすべて持ち帰りにしたほうが楽なんですけどね…」と苦笑されてるのが印象的でした。

ゴミは、キャンプ場もかなりのコストをかけて受け入れています。自宅でゴミを減らす努力をするのがベテランキャンパーや優良キャンパーさんといえますが、自分の運んできた荷物(ゴミも含め)は、帰りもきちんと積んで帰るという心がけが大事です。

③他のサイトを横切らない

StockSnap / Pixabay

子供さんに多いのが他のサイトを横切る行為です。他のキャンパーさんの利用しているサイトに無断で入るのは大きなマナー違反です。そこのキャンパーさんが何も言わなくても、我慢しているケースがあります。親御さんはお子さんに他のサイトには入らないというのを徹底させましょう。

特に他のキャンパーさんのテント、ロープなどに触れるのは倒壊やテントなどの破損につながることもあります。「子供のしたことだから」という親御さんもいらっしゃいますが、テントに穴が開いた場合、被害を受けたキャンパーさんは楽しかったキャンプが台無しになります。

そのまま泊りだった場合、夜に、不安な状態で穴の開いたテントで過ごさなければなりません。最悪は破損したキャンプ道具や傷ついた車の弁償もあります。

ちょっとでも他のサイトに侵入してしまった場合は、「すいません」と一言声を掛けるようにすると印象が変わります。近隣のサイトに許可なく自分のタープやテントなどを侵入して設営するのもマナー違反です。

④ボール、花火の禁止(禁止ではなく、エリアを設けているところもあります)

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ボール、花火はキャンプで遊びたい!と思う筆頭の遊び。しかし、マナー違反になる可能性があるのは知っていますか?

ボールは、他のサイトのテントに当たったり、焚き火台に当たったりしてかじになってしまったりと大きな事故になります。ボールは、音の問題も含まれているため、多くのキャンプ場が限られた場所のみの場合があるので、キャンプ場に事前に聞いておく、または持って行かないのが無難です。

花火は、燃えやすいテントが多いので禁止か、決められたエリアで決められた時間のみOKと設定されているキャンプ場が多いですね。

また、子供たちが遊ぶシャボン玉も時には迷惑な行為につながる場合があります。無数のシャボン玉が風に飛ばされて、テントや車に丸い跡となって付いてしまう…。乾いたらシミになってしまいます。また、シャボン玉が飛んできたサイトのキャンパーさんが、食事をしていたら…?風向きや混雑状況で遊ぶのを考えましょう。

⑤キャンプ場が決めた消灯時間(クワイエットタイム)には静かに行動する

 

以前の記事で書いているので、あまり書きませんが、テントは布1枚です。すべての声や音が聞こえます。話し声ももちろんですが、車のドアの開閉、エンジン音、トイレに向かう時などの話声やドアの開け閉めなどもうるさいです。

特に消灯時間は音が響き渡るので、周りのサイトが寝ていると認識して音を出さないように心がけましょう。睡眠はキャンプで最も重要です。

⑥大きい音での音楽の禁止

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⑤にも共通するのですが、大きい音での音楽は昼間でも禁止です。他のサイトのキャンパーさんは、大きい音で音楽を聴きたくありません。鳥がさえずっている声や、川の音、風の音、焚き火のパチパチする音などを聞いたりしてキャンプを楽しんでいます。

音楽を聴きたい人は、Bluetoothイヤホンなどで聞いて音漏れをしないようにしましょう。サイト同士が離れている場合は、音量に配慮すればOKのキャンプ場もありますが、ごく少数です。

最近見かけるプロジェクターも同じです。周りのサイトの方には、他のサイトから聞こえてくる音楽もプロジェクターも無用のものであるというのを認識してください。

⑦ペット同伴のルール(排泄、リードなどの配慮)

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ペット同伴のキャンプでは、細かくルールが設定されているキャンプ場がほとんどです。ペット同伴のルールを守らないと、キャンプ場がペットの同伴OKを辞めてしまうという事態になります。

どうしても人を見ると吠えてしまう場合は、消灯時間以降は車で寝かせたり、ドックランで遊ばせて疲れて寝ちゃうように飼い主さんが努力するのも重要です(どうしてもだめな場合は、ペットホテルに預けてからキャンプを行う)。他のサイト内での排泄は、キャンパーさんがいるいないに関わらず絶対にダメです。

臭いはテントの中にも入って来るというのを理解して、車が通るところなどで排泄させたり、水を掛けたりと配慮が重要です。

⑧車の移動は慎重に行うこと

MabelAmber / Pixabay

キャンプ場内の車の移動は、十分な配慮が必要です。大体のキャンプ場が時速5~10km程度の走行をお願いしています。理由としては、砂ぼこりが走行した周辺に起こる(速度が速いと砂利などを飛ばすので、近隣サイトのキャンパーさんがけがをする恐れがある)、人との接触が発生し事故につながる、車が出す騒音問題などです。

キャンプ場内での接触事故はとても多く、最悪は死亡事故になります。以前行ったキャンプでは、2人のお子さんが車から降り、車を追いかけながら後を付いて行ってサイトまで向かっていたのを目撃したことがあります。

一見ほほえましいですが、これ、とっても危険な行為です。キャンプ場内は舗装されていない道も多く傾斜もあります。砂利で車が滑ったり、上下にバウンドしたり、日常の運転とはまったく異なる神経を使います。もし、スタックしたり、急ブレーキを踏んだとしたら…想像するだけで冷や汗ものですね。

この行為だけではなく、サイトごとに区画を木やロープ、鉄パイプなどで区切られていることも多く、運転席から見えにくい視覚も存在しています。お子さんは楽しくてテンションが上がっちゃってるかもしれません。車が走る道をお子さんが走り回る時には、リスクが発生すると頭に入れておきましょう。

キャンプは共有スペースで行うのを認識をすること

迷惑行為を行うキャンパーさんに共通するのは、外(自然)だから何をしても自由だという考え方なのだと思います。残念ながら、キャンプは何をしていいということはありません。

そこでキャンプをしているキャンパーさん、場所を提供しているキャンプ場側と場所と時間を共有しているのです。それがどんなに高いお金を払っているコテージやキャビンだったとしても、です。

だから、日常生活と比べても常識ある行動が求められるのです。キャンプ場で時間を共有しているキャンパーさんの状態を感じながらキャンプを行い、スマートにキャンプをされているのが本当のベテランキャンパーさんだと思っています。

冒頭にキャンプマナーを再考するきっかけになった仕切っていたグルキャンのリーダー格のキャンパーさんは、周りのサイトへの配慮を把握できていませんでした。

キャンプマナーを守っているとよいことがあります!

キャンプマナーをきちんとしていると、キャンプ場のスタッフさんは、とてもよくしてくれます。「んなわけないじゃん」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、これ、本当です。

キャンプマナーを守るキャンパーさんは、キャンプ場側にとってとても優良なキャンパーさんで、再び来てほしいと考えます。キャンプマナーを守っているキャンパーさんはキャンプ場側にも好印象を与え、次の予約時に、名前を言っただけで「いつもありがとうございます」と言われる場合もあります。

あるペット同伴ルールのキャンプ場

我が家はペット同伴のキャンプですが、まだペット同伴キャンプの経験が浅かった頃、あるキャンプ場に初めて行きます。そのキャンプ場は、第1と第2にサイトエリアが分かれていて、ペット同伴のキャンプは第2サイトエリアのみ。

主人がチェックインをしている時、私は愛犬と車から降りてキャンプ場を散策していました。そこで愛犬の排泄を片付け、車に再び入りました。

「今日は空いているので、車も隣のサイトに停めてOKです。サイトも好きに使ってくださいね。わんちゃんも、第1サイトエリアでいいですよ~」と見晴らしの良いサイトに案内してもらえたと主人が車に戻ってきました。

チェックアウト時の会話の中でキャンプ場のスタッフさんは、私が愛犬の排泄物を片している様子を見て、第1サイトエリアでも大丈夫なキャンパーだと判断したそうです。

それだけでわかるものなのか?と不思議でしたが、スタッフさんはペット同伴のキャンパーさんのペットと過ごしている様子を見れば、良いペット連れキャンパーさんなのかがわかると言っていました。

それ以降、そのキャンプ場に何度もお世話になっていますが、いずれも第1サイトエリアを案内されています。

別のキャンプ場では?

別のキャンプ場では、毎回「チェックアウト時間気にせず撤収してくださいね」とこっそり他のキャンパーさんに聞こえないように言われます。チェックアウトの時間を大幅に過ぎちゃっても、追加料金をとられることもなく「またぜひ来てください」と笑顔で見送られました。今回例に出したキャンプ場どちらも、とっても嬉しくて感謝しかありません。

キャンプ場との良好な関係

jackmac34 / Pixabay

我が家だけが特別ではありません。キャンプマナーを守っているキャンパーさんには、キャンプ場はとても優しいです。

次のキャンプで過ごしやすい状況を作ってくれます。キャンプ場のスタッフさんと仲良くなると、「また次もこちらのキャンプ場に来よう」となり、次にキャンプに来た時にさらに仲良くなります。

すると、キャンプ場の地元の美味しいご飯屋さんやキャンプのオフレコ話など面白い話もたくさん聞けちゃいます。仲良くなりすぎて差し入れをもらったり、オフシーズンにキャンプをさせてくれたり、イベントスタッフとしてイベントに参加できたりする場合もあります。

他のキャンパーさんからクレームをつけられてキャンプ場に迷惑をかけたり、出入り禁止になってしまったりするより、キャンプマナーを守っているほうがよっぽどいいと思います。

キャンプマナーのまとめ

8つのキャンプマナーを、実体験も含めて記事で紹介させていただきました。「細かい」「うるさいな」と感じた方。8つのキャンプマナーは、本当に最低限守らなくてはいけないキャンプマナーです。

「そんなキャンプマナーなんて、お金を払ってるから気にしなくていいじゃん」と8つもキャンプマナーを守れない、守らないとう方もいらっしゃるかもしれません。

私はキャンプマナーが守れないのであれば、ホテルや旅館んに泊まられたほうが居心地よいですよ。と声を大にして言いたいです。宿泊施設に泊まった方が気楽ですもん。

あるキャンプでのグルキャンの大騒ぎをきっかけにキャンプマナーを再考させていただきました。我が家も眠れない夜を体験し、キャンプマナーの重要性を再認識しましたし、近年、本当にキャンプ場のルール改定(厳しい方への移行)、無料キャンプ場の閉鎖が多くなりました。

そのなかには、キャンパーの聖地だったキャンプ場や、居心地がよく自宅からアクセスのよい無料キャンプ場なども含まれています。

ルール改定や閉鎖は、キャンプマナーが守られていないことによるキャンプ場側の苦渋の決断です。我が家も含め、キャンパーがキャンプマナーを守ってキャンプを楽しむことで、良い連鎖が大きくなっていくことがキャンプ発展につながると思います。